エアプ思想

エアプの意見かまします。どうでもいい日常やゲームについて。

【プリコネ】クロエについての怪文書

 カーテン越しに朝の陽ざしが目に入る。夜の真っ暗な世界からほのかに彩を付ける淡いそんな朝。目を覚ますとまだ暗い室内に休むことなく秒針を動かすチクタクという時計の音と、まるで小動物のように「すぅ…すぅ…」と寝息を立てる彼女の音しか聞こえない。上体を起こすと、まだ暗いが見慣れた自室とまだ夢の世界にいるであろう彼女の寝顔がはっきりと見える。おそらく夢とか見るようには見えないが。少しとがったエルフ耳が特徴で、淡い金髪の上部で束ねているツインテールは解かれており、肩のあたりにまでかかっていて、特徴的な切れ長の目はまだ閉ざされている。また、テレ女…聖テレサ女学院の制服の輝かんばかりのまぶしい太ももは、季節にしては少し厚手の布団の下に隠れていて、「雲の上の太陽みたいだな」とつぶやくもののにらむような彼女の視線もツッコミもなく、まだ仄暗い部屋に吸い込まれていく。普段とは違う、自分だけが知る彼女がそこにはいた…。

 起き上がりリビングを通り抜け、脱衣所に行き、寝間着から着替える。脱衣所からリビングに戻ると仄暗かった部屋は朝の陽ざしに満たされている。いつものように食パンを2枚トースターにいれ、2人分のコーヒーを用意する。朝が弱い彼女のためにはじめたことで、コーヒーが苦手な彼女も最初こそいやいやだったが、今では結構気に入ってくれていると思う。あんまり口にしてくれないからわからないけど。

 トーストやコーヒーができあがるまでの間、本を読むことにした。ありきたりな短編小説で日々読み進めている。どれくらい時間がたっただろうか。おそらく数分程度の時間だろうが、静かな部屋の中で物語の世界にのめりこんでいたその時、チンというトーストが焼けた音とともに現実に引き戻される。本を閉じ、栞を読んでいたページに挟み込む。トーストを皿に移し食事の準備をしていると彼女が寝室から出てくるのが見えた。

 「…おはよ。」といつものように気怠そうな、だけどどこかいつもに比べて眠気を含んだような声で自分の名前を呼ぶ。「おはよう。」と返し、自分と彼女二人分のコーヒーを注ぐ。着替えることなく寝間着のまま食卓についた彼女は小動物のように小さく頬張っている。少し経って、眠気が多少覚めたのであろうクロエが、頬に食べかすがついているのを見て、「あんたさ…」といつもの口調であきれたように言う。朝食を終えて皿やカップを片付けていると、自然と寝間着を着替えに行くクロエの背中にいつの間にか目を奪われていた。視線に気づいた彼女が振り返り、「あんま、ジロジロ見んなし…。」と、表情はいつも通りに、けれどどこか照れたような声色で不愛想に言う。足早に脱衣所に向かう彼女の横顔はなぜかいつも通りのはずなのになぜかいつもよりも輝いて見えた…。

 

どうも、そーかです。今回はクロエの魅力に語りたいと思います!

冒頭のクソSSでクロエの魅力の2割ぐらい語れたと思います!

 

それでは、また!

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