【遊戯王OCG】海晶乙女(マリンセス)解説。誘発ケアと盤面の整え方
激カワ魔法は正義。
どうも、そーかです。
今日は打って変わってOCGの話。2月ぐらいにマリンセスを組み始めて、Youtubeで動画を見たり他ブログ様のブログを見て勉強していましたが、展開例などはあっても実際に対戦する中で妨害をもらいながら展開する手段などは触れている記事も少なかったので、せっかくだしそこをメインに触れていこうと思います。
遊戯王自体初めて半年弱しか触っていませんが、少しずつ結果出せるようになってきたためこういう記事も書いてもいいのかなぁと思い筆を走らせています。
まだまだ勉強不足のところがあるため誘発に対するケアの方法ありましたら教えてくださるとありがたいです。
構築
【遊戯王OCG ランキングデュエル(マッチ戦)】
— サテライトショップ福岡天神 (@stllt_fukuoka) 2022年4月20日
本日4月20日(水)開催、遊戯王ランキングデュエル(マッチ戦)
ご優勝は『海晶乙女』デッキを使用された『K』さんになります(参加人数:9名 戦績4-0)
デッキレシピを頂きましたので掲載致します🌟
またのご参加お待ちしております‼️ pic.twitter.com/gChbWIHCO5
OCGのほうの画像特になかったのでランキングデュエルに出たときの構築です。
カード名 | 枚数 | カード名 | 枚数 | カード名 | 枚数 |
---|---|---|---|---|---|
海晶乙女スプリンガール | 3 | 海晶乙女の潜逅 | 3 | 無限泡影 | 3 |
海晶乙女ブルータン | 3 | サイバネット・マイニング | 2 | 海晶乙女波動 | 1 |
海晶乙女シーホース | 3 | 強欲で貪欲な壺 | 2 | 虚無空間 | 1 |
海晶乙女パスカルス | 2 | 海晶乙女の闘海 | 1 | ||
海晶乙女スリーピィメイデン | 1 | 墓穴の指名者 | 2 | ||
海晶乙女マンダリン | 1 | 抹殺の指名者 | 1 | ||
灰流うらら | 3 | ||||
屋敷わらし | 2 | ||||
増殖するG | 3 | ||||
エフェクト・ヴェーラー | 3 |
カード名 | 枚数 |
---|---|
海晶乙女ブルースラッグ | 2 |
海晶乙女シーエンジェル | 2 |
海晶乙女コーラルアネモネ | 2 |
海晶乙女クリスタルハート | 1 |
スプラッシュ・メイジ | 1 |
海晶乙女コーラルトライアングル | 1 |
海晶乙女マーブルド・ロック | 1 |
海晶乙女グレート・バブル・リーフ | 1 |
海晶乙女アクア・アルゴノート | 1 |
バハムート・シャーク | 1 |
餅カエル | 1 |
No.41 泥酔魔獣バグースカ | 1 |
カード名 | 枚数 |
---|---|
ドロール&ロックバード | 3 |
原子生命体ニビル | 2 |
ダイナレスラー・パンクラトプス | 1 |
幽鬼うさぎ | 1 |
コズミック・サイクロン | 3 |
ライトニング・ストーム | 2 |
次元障壁 | 3 |
レシピ自体は今回の記事の趣旨と大きく関係はないので詳しい説明は割愛。
盤面の作り方
今回の趣旨です。海晶乙女は展開札の枚数によって最終盤面が異なるため、個人的に強かった盤面を紹介していこうと思います。
基本的には先行1ターン目の展開を想定しています。相手の妨害に関しては次の誘発ケアの項目で。
1枚初動
ブルータン、シーホース
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「海晶乙女ブルータン」以外の「マリンセス」モンスター1体を墓地へ送る。
②:このカードが水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚めくる。その中から「マリンセス」カード1枚を選んで手札に加える事ができる。残りのカードはデッキに戻す。
このカード名の、①の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに手札から特殊召喚できる。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から水属性モンスター1体を「マリンセス」リンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
個人的にはアルゴノート+バトルオーシャンが一番丸いです。
1枚初動である以上ほかに妨害札を抱えている可能性が高いため、他の妨害と組み合わせてアルゴノートを立てることが大事です。
水属性モンスター2体以上
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがEXモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃できない。
②:自分フィールドの水属性モンスター1体と相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
③:相手ターンに、魔法・罠カードの効果がフィールドで発動した時に発動できる。このカードに装備された自分の「マリンセス」モンスターカード1枚を選んで特殊召喚し、その発動した効果を無効にする。
またこの展開だと初動に使用したブルータン、シーホースを手札に回収しつつ、バトルオーシャンを張りながらアルゴノートを立てれるため、次のターンのシーエンジェルのサーチでダイブをサーチすることでリソースを爆発的に増やした展開が可能になります。
①:自分フィールドの「マリンセス」モンスターの攻撃力は200アップし、さらに装備している「マリンセス」カードの数×600アップする。
②:「海晶乙女クリスタルハート」を素材としてリンク召喚したEXモンスターゾーンの自分のモンスターは相手の効果を受けない。
③:自分がEXモンスターゾーンに「マリンセス」リンクモンスターをリンク召喚した時に発動できる。自分の墓地から「マリンセス」リンクモンスターを3体まで選び、そのリンク召喚したモンスターに装備カード扱いとして装備する(同名カードは1枚まで)。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
●リンクモンスター以外の自分の墓地の「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
●自分のフィールドゾーンに「海晶乙女の闘海」が存在する場合に発動できる。デッキから「マリンセス」モンスター1体を特殊召喚する。
また、この展開例だとスプラッシュメイジが墓地にいるため、次のターンにアネモネからスプラッシュメイジを蘇生して、スプラッシュ名の効果で横に並べることもできるのでロングゲーム(と言っても今の遊戯王だと3回自分の番が回ってくればロングゲームと思う)を見据えた展開であれば妨害を用意しつつ次のターンへの布石をしくことが大事です。
サイバース族モンスター2体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
水属性モンスター2体
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、「海晶乙女コーラルアネモネ」以外の自分の墓地の「マリンセス」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
同じ展開でアネモネから海晶乙女を特殊召喚してトライアングルを立ててウェーブをサーチする方法もありますが、トライアングルの打点が下級で突破できるほど低い点、ウェーブをサーチする際に使用した初動札をコストで捨てなければならない点、あとこれは環境メタではありますが、ミラジェイドが破壊ではなく除外であるためトライアングルの墓地効果を使用することができないため基本展開ではあまり使用しないです。
「マリンセス」モンスター2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、この効果を発動するターン、自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
①:手札から水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。デッキから「マリンセス」罠カード1枚を手札に加える。
②:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。リンクマーカーの合計が3になるように、自分の墓地から水属性リンクモンスターを任意の数だけ選んで特殊召喚する。
「アルバスの落胤」+融合・S・X・リンクモンスター
①:「氷剣竜ミラジェイド」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:自分・相手ターンに1度、「アルバスの落胤」を融合素材とする融合モンスター1体をEXデッキから墓地へ送って発動できる。フィールドのモンスター1体を選んで除外する。次のターン、このカードはこの効果を使用できない。
③:融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
直近の環境では後手から妨害かいくぐってOTKしてくるテーマはかなり少ないので次のターンへのリソース、妨害への貫通札を用意することはかなり重要です。
スプリンガール初動
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地から「マリンセス」モンスター1体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:このカードが水属性リンクモンスターのリンク素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分フィールドの「マリンセス」モンスターの数だけ、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。この効果で「マリンセス」カードが墓地へ送られた場合、さらにその「マリンセス」カードの数×200ダメージを相手に与える。
スプリンガール1枚の盤面はバブルリーフとウェーブ+墓地にトライアングルの盤面が基本です。というよりも特殊召喚可能なマリンセスモンスターの1枚展開はこれが限界です。残りの手札4枚とバブルリーフのドローとウェーブで相手のターンを濁すように立ち回ります。
バブルリーフが残れば相手スタンバイフェイズから自ターンドロー、自スタンバイフェイズドローで3枚ドローできます。
バブルリーフがいない場合はトライアングル効果で墓地からアネモネやブルースラッグを蘇生可能なため、次のターンの盤面に干渉する手段を増やすことができます。
水属性モンスター2体以上
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスター1体を除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
②:モンスターが除外される度に発動する。このカードの攻撃力はターン終了時までその除外されたモンスターの数×600アップする。
③:手札から水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。除外されている自分の「マリンセス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
自分フィールドにリンク3以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:自分フィールドに「マリンセス」リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。自分フィールドにリンク2以上の「マリンセス」モンスターが存在する場合、さらに自分フィールドの全ての表側表示モンスターはターン終了時まで、相手の効果を受けない。
ちなみにここの展開で、スプリンガールの特殊召喚効果を使う際は墓地のシーエンジェルを除外し、バブルリーフのドロー効果のコストはスプリンガール、アネモネの順に除外します。
スプリンガールのほうは単純にシーエンジェルしか墓地に海晶乙女がいないからですね。シーエンジェルのサーチ効果はリンク召喚成功時なのでバトルオーシャンとダイブを1回ずつもってこれれば十分な仕事なので墓地にいる必要はあまりありません。
バブルリーフのほうですが、こちらは墓地にトライアングルがいるのでバブルリーフがいなくなった際の展開札を用意する必要があります。
トライアングルの効果はリンクの合計が3になるようになので、アネモネとブルースラッグが墓地にいる必要があります。
自分スタンバイ時にアネモネを除外する理由はバブルリーフがいるためトライアングルの墓地効果を使う機会がおそらくないであろうこと、バブルリーフの効果で除外から特殊召喚し、アネモネの効果でさらなる展開ができることがあげられます。
2枚初動
海晶乙女マンダリン、ウェーブ以外の種類の違う海晶乙女2枚で動く場合の想定です。
ブルータンの効果による上振れ、他カード1枚によって変わるダイブなどはありますが、そこも多少は解説しようと思います。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドに「マリンセス」モンスターが2体以上存在する場合、自分フィールドの水属性リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのリンク先となる自分フィールドにこのカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
海晶乙女の2枚初動は基本的にどちらかの選択になります。
1つはクリスタルハートを素材とする完全耐性のオーシャン+アルゴノート
もう1つはウェーブとトライアングルを墓地に送りつつオーシャン+アルゴノート
賛否両論ありますが、シングル戦なら完全耐性がかなり強いです。
今の環境だとメインから怪獣を採用しているデッキがかなり少ないです。打点も妨害使用後でも3700あるのでかなり突破が難しいです。
ミラジェイドの打点が3000、装備しているレギュラスの打点が3500なので打点が負けにくいのも特徴です。
完全耐性の付与はフィールド魔法によるものなのでフィールド魔法を除去されると厳しいですが、環境テーマで魔法罠に触れるカードはかなり少ないです。
バロネスや赤の烙印からのキマイラぐらいでしょうか。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の、「セリオンズ」モンスターまたは機械族モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、対象のモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
②:相手がカードの効果を発動した時、自分の手札・フィールドから「セリオンズ」モンスターカード1枚を墓地へ送って発動できる。その効果を無効にする。
③:このカードを装備した「セリオンズ」モンスターは、攻撃力が700アップし、このカード名の②の効果を得る。
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
②:このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にし破壊する。
③:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。このカードを持ち主のEXデッキに戻し、そのモンスターを特殊召喚する。
カード名が異なるモンスター×3
このカードは手札と自分フィールドのモンスターのみをそれぞれ1体以上素材とした融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法カードの効果で融合召喚に成功した場合に発動できる。手札で融合素材としたカードの数だけ自分はデッキからドローし、フィールドで融合素材としたカードの数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。
②:自分の墓地に「融合」が存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならない。
それに加えて魔法カードを初動とするテーマが多いことからアルゴノートの妨害がかなり刺さりやすいです。
マッチ戦の2戦目以降だと怪獣や魔法罠を除去してくるカードを入れてくる可能性が高いため、そういった場合は奇襲性の高いウェーブを持ってこれるトライアングルを使うルートにしています。
余ったリソースの変換法
1枚初動、2枚初動を紹介してきましたが、ブルータンの効果で捲れたり初手3枚以上持っていたりと上振れはあると思います。
基本的にダイブを手札に抱えておいて相手の妨害に合わせて再展開をするのが基本となりますが、相手の妨害がなくリソースが潤沢な場合は、先ほどの2枚初動のパターンを両方行う。それでも余りそうな場合はパスカルス召喚からバハムートシャーク、餅カエルの盤面にするのが基本です。
バハムートシャークはクリスタルハートやアネモネの素材になるためレベル4を2枚から餅の1妨害を構えつつ1体の素材ができるためリソースを妨害に変換しやすいです。
海晶乙女の潜逅(マリンセスダイブ)の使い方
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
●リンクモンスター以外の自分の墓地の「マリンセス」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
●自分のフィールドゾーンに「海晶乙女の闘海」が存在する場合に発動できる。デッキから「マリンセス」モンスター1体を特殊召喚する。
はじめにいっておくと、このカードは状況に応じて再展開や盤面形成が可能な万能カードです。
選択したいのが後半のデッキから出す効果です。
下級マリンセスとこのカードの2枚がある場合はシーエンジェルに変えてバトルオーシャンをサーチするところから始めます。
ブルータンやスプリンガールのようなカードはサーチにチェーンしてうららなどをケアできるので覚えておくといいです。
特殊召喚範囲がかなり広いので状況によって変わりますが、
手札がブルータン以外の下級とこのカードの場合はブルータンでいいと思います。
スリーピーメイデンやマンダリンあたりが落とす候補です。
逆にブルータンを使用した場合はシーホース、スリーピーメイデンあたりが候補です。
ブルースラッグで回収してすぐに使いなおせます。
アネモネやブルースラッグの回収効果を使っている場合はマンダリンやスリーピーメイデンといった墓地効果を即時使えるカードやスプリンガールのような召喚時にふたをできるカードを持ってきます。
逆に2枚ではなく3枚以上あって手札にスプリンガールかブルータンがある場合はパスカルスでバハムートシャークや餅を狙いにいきます。
パスカルスは召喚時に展開しつつ次のターンに使用したウェーブやダイブを再利用できるため1ターン目に出すだけでかなり戦闘の継続がしやすくなります。
基本的に通れば妨害数を増やせるし、通らなくてもそのままリンクで盤面を構えることができるので相手の妨害を比較的受けやすいです。
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。手札から「海晶乙女パスカルス」以外の「マリンセス」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「マリンセス」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
何もなければブルータン、少ないリソースから展開するのであれば自身で特殊召喚できるマリンセス、リソースを爆発させるならパスカルスといった感じですね。
誘発で1~2妨害、アルゴノート1妨害、ウェーブ1妨害にまれに餅の1妨害が入るので展開しつつ妨害の布陣を構えることができます。
基本的な展開は以上です。
2ターン目以降は墓地リソースを使うだけで手札を使わずとも盤面を整えられるので1ターン目の盤面の形成が大事ですね。
手札誘発について
マリンセス対面で有効な誘発や逆に誘発のケアを紹介していきます。
初動
まず、マリンセスは召喚してから動き出すテーマです。
@イグニスターが似たようなテーマですね。
召喚権を切ってくる可能性が高いのは以下の3つです。
海晶乙女ブルータン
おそらく一番出されるであろうカードはこのカードです。
墓地に落とす効果ですが、墓地から自己蘇生するカードはマンダリンだけですし、マンダリンはある程度盤面がそろった時にダメ押しとして1枚増えるカードなので、初手から盤面を作ることはできません。
うららやヴェーラーなどは温存でいいと思います。
明確な裏目が手札に他の特殊召喚できるマリンセスがいる場合なので、これに打つのであれば次に出てくるであろうブルースラッグの回収効果にヴェーラーや無限泡影は打つ方がいいです。
海晶乙女シーホース
召喚時効果がないため同上。ブルータンで説明忘れましたが、通常召喚された海晶乙女に打つよりはシーエンジェルであってもリンク1に打った方が妨害の質は高いです。
海晶乙女パスカルス
ヴェーラーや泡影を切るべきだと個人的には思います。
パスカルスの効果が発動している時点で手札に何らかのマリンセスがいる状況になります。ブルータンなどの召喚時効果があるカードは純粋に展開札が1枚増えた状況になるためかなり厳しいです。
仮にヴェーラー、泡影を打った場合の裏目はスリーピィメイデンのみです。
それ以外はよくてシーホース1枚初動の動きまでしかできません。
なので無効系誘発はパスカルス以外はリンク1になげたほうが価値が高いということになります。
灰流うらら
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
海晶乙女が一番うららを打たれたくないのはダイブ、シーエンジェルのサーチの2つです。
シーエンジェルのサーチのケアはブルータンやスプリンガールをリンク素材にすることでケアできますが、ダイブの特殊召喚効果は難しいです。そのためダイブを抱えつつ相手にうららを切らせるのが大事です。コーラルトライアングルのウェーブサーチもやや厳しいですが、こちらは強い盤面をさらに強くすることが目的の効果であるため、盤面を形成するために必要な上記2つの効果と違って「最悪なくても戦える」のですが、ダイブやシーエンジェルは打たれると致命的に盤面が弱くなるのが問題です。
ダイブは墓地から蘇生しても単純に1枚増えるため、うららをケアするのであれば墓地蘇生のほうを選ぶなどの方法はありますが、初めのほうで触れた通りシーエンジェルからはバトルオーシャンをサーチしたいので、うらら1枚と完全耐性を引き換えたと割り切るしかないです(笑)。
増殖するG
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
マリンセスに限らず展開系のデッキの天敵であり、マリンセスが2番目に嫌う妨害です。
うらら、墓穴、抹殺など回答札自体は割と多いのですが、正直対処の使用がないです。
これはリンクテーマの問題ですが、蘇生、サーチ、特殊召喚からのリンク召喚を繰り返すせいで他の召喚法と比べ特殊召喚回数が多いこと、途中で展開を止めるところがほとんどないことがあげられます。
自身の手札にもよりますが、他にマリンセスがいなければブルースラッグに変えて回収して返す、いればそのままターンを返すしかないです。
最大でも2枚以内にドローを抑えてターンを返すようにします。
ターン終盤で打たれることはほとんどないと思うので、2枚引かせるタイミングはブルースラッグがいる状況でスリーピーメイデンの効果発動時、もしくはブルースラッグのリンク先にシーホース特殊召喚後です。
アネモネを出してフィールドを離れても後続が確保できるようにしなければいけませんが、正直撃たれた瞬間止まってもいいとは思います。最終盤面以外そこまで強くはないのでマリンセス。
当たり前ですが、突っ張って勝てるデッキではないので。
エフェクト・ヴェーラー、無限泡影
①:相手メインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
汎用無効なのでまとめて紹介。
正直な話どこまで行っても1:1(もっと言うと破壊はしないから1:0ではあるけど)交換でしかないカードです。
打ちどころとしては先ほど紹介したパスカルスとシーエンジェルですね。
バトルオーシャンがないとはじまらないテーマであるためシーエンジェルにうたれると厳しいです。
直接チェーンして無効にする効果ではないため、ブルータンなどでふたもできないためあきらめるしかないです。
強いて言うならパスカルスを引いていた際は発動を宣言して泡影、ヴェーラーを切らせて動くしかないと思います。
ヴェーラーや泡影の裏目はすでに持っている場合のみなのでかなり高い期待値で妨害としての仕事をこなせてくれます。
なんとなく察している方もいると思いますが、シーエンジェルのカードパワーがリンク1のカードではないためそこに当てろという話ですね。下級1枚でリンク4まで並ぶのはおかしいよ。
屋敷わらし
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
正直普通に使ってもGの下位互換でしかないです。
なので止まりやすいポイントはブルースラッグの回収効果に打つことですね。
ただ、ここはブルータンで蓋されやすいポイントでもあるので打ちどころはかなり難しいです。
あとはターンをまたいで返しのターンにパスカルス効果やアネモネ墓地効果などでダイブやウェーブを回収する際に打ってあげるのが一番効果的だと思います。これはあくまで、盤面が拮抗している状態で優位に持っていくためのわらしなので圧倒的に負けている状況で投げても効果はないです。
なので初手で握っている場合はブルースラッグの回収効果ですね。アネモネの蘇生は止まってもアネモネ自身のフィールドを離れた効果で回収できるので返しのリソースが返される分恩恵が少ないです。
マリンセス視点ではそこまで警戒する必要もないと思います。Gなどにくらべたらよっぽど楽なので。
原子生命体ニビル
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。この効果は相手ターンでも発動できる。
正直どうしようもないです。一番打たれたくないのはクリスタルハート召喚前とバハムートシャーク召喚後の2つです。
ケアではないですが、ダイブは温存して早めにニビルを打たせてスプラッシュメイジから再展開するぐらいしかないです。マッチ戦でも3枚採用しているところは少ないのが今のところ救いですね。
アネモネがフィールドにいれば後続の確保はできるのでちょっと特殊なGぐらいにおもうしかないですね。
ディメンションアトラクター
①:自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。この効果は相手ターンでも発動できる。
正直撃たれて1番嫌な誘発です。
墓地利用するテーマの天敵というか、大体こいつがいるだけで詰みます。
Gと同じく止まることを余儀なくされてなおかつ次のターンまでほとんどの誘発が撃てない事実上のエクストラターンの獲得カードです。
対処できる札が墓穴しかないので出された時点でかなり厳しいです。
対処札はありません。うららや泡影だけでしのげることを期待して次のターンに回ってきたら展開するしかないです。
まとめ
サイドに関してはその時々の環境によるものがあるため深くは触れませんでしたが、ルーンやセリオンズといった強力なフィールド魔法を除去するためにコズミックサイクロンなどの除去カードが入っているデッキが多くマリンセスにとっては少し厳しい状況です。展開例やマリンセスの強み自体は先駆者様が紹介してくれて、僕自身も参考にしていますが、誘発のケアやマリンセスギミックの中でどのカードを優先的に使うかについてフォーカスしたものが少なかったので拙いながら書かせていただきました。
長くなりましたが、マリンセス使いの人は立ち回り方やギミック内での選択肢について、またマリンセスと戦う人は誘発の打ちどころや選択肢から生まれる盤面など少しでも参考になったら幸いです。
それでは、また。